こんもり盛り上がったファイヤーオパール 。表面に少しキズはありますが、50年以上という時間の流れを考えるとこの位はあるでしょうね、いや、状態は良いと言ってもいいのではないだろうか?とか、そのような感じです。
肩部分の隙間のスカスカ感、アームも細い事からコストが意識されていた時代のものだとわかります。
透かしは形が少し変則形の鋸刃透かし。千本透かしが石座をぐるり360度取巻いているところも珍しいですね。ほとんどはアームがくっつけられますからね。肩部分の隙間の空き具合も大胆ですね。唐草ではなく涙型を逆にした形ですが、線の細さが軽やかがあり魅力です。
アームは細腕、全体的に軽量化が意識されたデザインですが、コストを抑える事ばかり目が行くのではなく、アームに面を取った面取りアームや、鋸刃透かし、等手技を盛り込む等手間を惜しまず、ファイヤーオパール、ダイヤモンドを使用したり等、材料にもこだわり合成石全盛の時代の中で際立った品格を見せてくれていたと思います。
刻印は、P.Mの陽刻 0.07
仕上げの後納品いたします。
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