この王冠透かしめちゃ上手だね
とか、褒めてくれる人いませんかね?#昭和ジュエリー #千本透かし #オパール #ヴィンテージジュエリー pic.twitter.com/ptzfl6KkUD— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) March 30, 2018
前々からなんとなくは感じていたのですが、「技」「 技」「技」と言っても、どうも反応が今一つといいますか、職人さんの手作りという事については受け入れられている感じはあっても、
そこから踏み込んで、ここのこういうところの技が・・・
的な事が、思ったような反応がないといいますか、私一人で盛り上がってるだけのような感じがしてまして・・・
例えば、宝石の些細な傷が気になる方は実際多いですし、その気持ちもわかるのですが、
では、そのくらいの細かさで行くと、技術の良し悪しまで考慮しないとバランス悪くないですか? と、思う事があったりします。
例えば、ルーペでみないとわからないような石の細かいキズが気になる割に、それを補って余りあるほどのすごく良い技がスルーされるとか、
例えば、糸鋸で上手に透かした千本透かしと、鋳造で作られた千本透かしが並列の評価を受けてしまうとか・・・。
例えば、見ていてげんなりするようなひどい作りのものが世に出回っていたり…
見た目重視、かわいい至上主義。等が悪いとか、ダメだとも思いませんが、
私が昭和ジュエリーに注目した核の部分は、手作りで手のかかる事をやっているそういう部分が大事だなと思ったわけで、
技を評価してくださる方々を増やしていかなければ、結局のところ、手仕事、手技、などという私が大事だと思っている事が多くの方々に大事にされないまま、
昭和ジュエリーという言葉だけが一人歩きして、見た目だけで評価されてしまうような風潮が続いてしまうのではないかと思いました。
だから、どうしたいとか、何を変える とか、そういうわけではないのですが、
手作りとか、技もとっても大事だよね。
そういう事を引き続き伝えていきたいと思います。
ですので、タイトルの職人技を愛でる会というのは、私一人で盛り上がっている会ですので、今のところ何か組織があるとかそういうものではありません。
念頭にあるのは、ジュエリーにとどまらず、あぁ、この技いいなと思った事を、SNS等で #職人技を愛でる会 という、ハッシュタグつけてつぶやく事くらいでしょうか・・・ 陶芸、漆器、竹細工、和食などなど、ジャンルは問いません。皆様もお気軽に是非。(できれば何がどうすごいのかも書いていただけると勉強になりますので嬉しいです)
温故知新ではありませんが、この活動を通じて、技に対する注目度が高まり、歴史に埋もれてしまった(埋もれつつある)技の再評価や、現代の作家さんの作品への評価等へまで波及するといいなぁとか、そんな淡い妄想を抱いております。