13.5号のリングを8号へサイズ直し・・・
お客様には上の部分は曲げれないので、楕円になります。
と、お伝えしていましたが・・・
#13.5 ↓↓
このような感じに・・・
#8 ↓↓
結構なサイズダウンですが上手でしょ??
昭和のジュエリーをたくさん生み出してきた信頼できる職人さんにお願いしています。当店から結構離れているので、持ち込みや受け取りに行くのが結構大変だったりしますが、それだけの価値のある仕事をしてくださいます。
確かに楕円ではありますが、この程度です。
ちなみに、サイズ直しも上手下手とありますが、それは程度の問題ですが・・・
サイズアップの際に地金を継ぎ足さずに引き伸ばしてサイズアップされていた
という話を聞いたことがありますが、それは論外ですね・・・💢💢💢
そして、仕上げのビフォーアフター
↓ビフォー
アフター! キラーン🌟🌟🌟↓↓
仕上げというのは、汚れを落とし、経年により酸化してくすんだ地金の色を戻し、
バフがけなどで、小傷を取り除いて本来の輝きを取り戻します。
その際に、緩んだ爪を締め直したりもします。(千本透かしなどでよく留められている十字方向の爪はゆるみやすいので結構大事)
作られて、かなり年月が経っているものも、この仕上げによって蘇ります。ジュエリーの永遠性を感じる瞬間ですね。
自分の場合は、仕上げ前と、仕上げ後の姿を日常的に見ていますので、かなり汚れているジュエリーでも、仕上げ後の姿が見えているのであまり嫌な気持ちにはなりません。
仕上げで、気をつけないといけないことは、磨きすぎないこと。
新品仕上げとか称して、磨きすぎて、むしろそれ劣化してるやん というジュエリーはよく見ます。せっかくの彫りとかすり減って超かわいそう・・・
ガンガン磨いてピカピカに光らせりゃぁいいという問題ではないっす。
ヴィンテージのジュエリーを、現代でも頑張っている職人さんの技で蘇らせて、これからの数十年頑張ってもらって、アンティークジュエリーの仲間入りへ・・・
そのためのメンテナンスみたいなものでしょうかね?
すべての品物に対してではありませんが、必要だと思ったものについては、
こういう作業を通して、お届けしております。
http://hizenya.net/maintenance
肥前屋さんがアップしてくださったジュエリーみてると、あんた、よかったねー。って話しかけたくなることたびたび。ぼやーっとよさそう、と思っている人は私も含め多数。けれど、行動して形にして見せる人はまれだと思う。私もせめて次代に渡すつもりで肥前屋セレクトの品とつきあいたい。
コメントありがとうございます。
アンティークジュエリーを眺めていると、機械化される前の時代のものですので、何もかもが手作り、石のカットも計算され尽くされていないが故の奥行きだったり、
アンティークジュエリーにはかなわないなぁ
と、思いつつも、
何故自分は、日本の中古ジュエリーが好きなのか?
を、考えていくと、
育てる楽しみというか、まだこれから という部分が残っているところが好きなのかなぁ
と、最近考えています。
購入時に喜んでいただいて、月日が経ってもさらに愛でていただけるような味わい深いジュエリーを探したいと思います。