ちょいと古めの帯留。
戦後のものだとは思いますが、佇まいが良いですね。
細かい部分を見てみると・・・
鋳造品であれば、型枠に地金を流し込んでつくりますが、
こちらはプラチナの板を組み合わせて作っています。
葉っぱの形から菊かなー?と思っていますがどうでしょうかね?タイトルに菊花と入れておりますが…
花の向きがやや上を向いています。寝せて写真を撮りますと、ダイヤモンドと翡翠が綺麗な角度で写りませんが、
これは、帯留と使用した時に、見られる目線を意識して作られていますよね。
ダイヤモンドは、中央付近に小さなインクルージョンが確認できますが、肉眼で見る範囲ではわからない程度です。
翡翠は内部にインクルージョンありますが、ボチボチ透明感もあり可愛いです。表面のコンディションも悪くないです。
ダイヤモンドと翡翠をセットしている覆輪留めにミル打ち、花びらに和彫り。葉っぱは粗目の艶消しに和彫りを楽しめます。
大きな視点で眺めてみると・・・
プラチナ&ダイヤモンド。西洋文化からの影響で入ってきた材料を使って、女性が和装で使う装身具を和のテイストで作成。
日本のジュエリー作成のルーツは明治以前は武具に携わっていた方々だったことを考えると、
大きな時代の流れを感じさせてくれますね。
帯紐を通す輪っかは、内径約9mm
刻印は、P.m の陽刻です。
仕上げの後納品いたします。
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