千本透かしの中央付近を凹ませているオシャレさんhttps://t.co/EBBLUdC1H1
— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) August 19, 2018
その他の画像はこちらをクリック!→https://photos.app.goo.gl/hhEba2dEYKbq7z5F9
翡翠はまぁ、ボチボチな方ですかね?
キリリとした深い緑ではなく、うっすらと白っぽさがあるのでしょうかね?キリリという感じではありません。
やや透明感もあり、一般的には綺麗な方かなとは思いますが、
頂上から見ると、ボチボチですかね? という感じにはなります。
バゲットカットが6石セットされています。
こういうカットは透明度を魅せるたものものですから、ダイヤモンドの輝きの強さというよりは、ダイヤモンドの透明感を楽しむものですね。綺麗です。
鋸刃で一本ずつ透かした千本透かし。
中央部が凹んでいるオシャレさん。凹んでいるのはお分かりになりますでしょうか?
彫った後押して曲げたのではなく、鋸刃を入れる前から裏側は平ら、外側は中央部が凹んでいる状態に鋸刃を入れていったようです。
両サイドは唐草ではなく、涙型を逆にしたような形。一か所修理したのかな?という部分があり、それがもうちょっと綺麗にできなかったのか?と、思ったりもしますが、どういう状況からこのようになったのかまではわかりません。まぁ、注意してみないとわからないところですが・・・
まぁ、これもこのリングが生きてきた痕跡というか、ジュエリーは手直しを加えられながら残っていきます。アンティークジュエリーなんかも、直しの痕跡は多いですので、そういうものだとご理解いただければと思います。
あと、このリングのポイントは、アームの、石座に近い部分がちょいとくびれているところです。
くびれている部分が、約1.22mm そのちょっと先で、1.28mm みたいなほとんどどうでもよいような数字ではありますが、
このくびれがあるのとないのでは、見た目がやはり違います。
当時のデザイン画に千本透かしの中央を凹ませてカーブを作るとか、
アームにくびれを作る
とか、当時のデザイン画は上からのみで、側面のものは無いので、割と自由にやっていた。
という、職人さんの言葉が、このリングにも当てはまるのであれば、
これを作った職人さんの意識の表れでもありますし、
そういう事を考えると、
こういうリング達は大事にしていかなきゃな
と、思うわけです。
短時間で紹介していこうと思うほど、文章長くなっている気が…
メインの石のサイズ:約13.0mmx約9.1mm 爪に隠れていましたので目安です
メイン石のコンディション:表面のコンディションは良いです。内部全般にインクルージョンあります。内部にやや褐色の部分もあります。まぁ、一般的な翡翠の中では綺麗な方だと思いますが…
リングサイズ:約10.5号
刻印:P.t(陽刻)
仕上げの後納品いたします。
ご購入はこちらをクリック!→http://classics.shop-pro.jp/?pid=134372053