リデコ昭和
昭和のジュエリーに再装飾を施しました。
昔の職人さんが作ったものに、現代の職人さんの技を加えて、未来へ繋ぐ pic.twitter.com/0D1WpVcvbq— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) August 29, 2018
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作って満足して、紹介もせぬままそのままにしていたようで・・・
改めてのご紹介。
アーム部分の彫りは、現代の職人さんによるもの。つまり、後彫りです。
「リデコ」はリデコレーションの略で、つまり再装飾を意味していますが、
昭和の時代に、職人さんの手作りで作られたジュエリーがどんどん潰されていっている中、
何かできないか・・・
という中で生まれた発想。
最近、若手の職人さんに、ジュエリーの制作の打診をしてみたところ、
生き残りのために仕上げや、サイズ直しなどに特化している、
1点ものの制作はやっていない。
わかるでしょ?
的な事を言われたことがありまして…
「いや、わかりません」
とは、言えませんでしたが、
現代の職人さんは、確かに制作というよりはメンテナンスばかり。
そうやって、月日が過ぎているわけですが、
もっと、時代を俯瞰してみると、
それって、現代の職人さんの技が見える形で残りませんよね・・・
修理の痕跡とか、そういう部分でかろうじて見ることができるのかもしれませんが…
で、ジュエリーは、ファッションなのか、工芸品なのか、等という、
ジュエリー論に入っていくと、
自分なら、「技」「手仕事」的な、
作り手の痕跡を求めたい。
そういう事もあり、今後もリデコジュエリーは増やしていきたいなと…
ちなみに、この彫り上手でしょ。
彫りも上手下手如実に現れますからね・・・
昔のジュエリーは彫が上手なのが多いのに、現代ものは、インスタなどを見ていると、ありえないくらい下手くそなのが人気だったりもする。
あまり見ていると、気持ちがざわざわしてしまうので、見ないようにはしていますが…
超絶とか、そういう誇張表現を使いたいわけではなく、
普通にちゃんといい仕事をしている。それすらも、減ってきている。
だからこそ、大事にしていきたいですね。
というお話。
仕上げ済
メインの石のサイズ:約13.5mmx約11.1mm
メイン石のコンディション:表面に1か所肉眼で見える欠けがあります。
リングサイズ:約12号
刻印:K14(陽刻) WG(陰刻) VJJ RD5(陰刻)
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こんにちは。リデコリングお洒落ですよね。因みにサイズの変更は出来ますか。
ありがとうございます。
サイズ直しは可能ですよ。大幅な変更でない限りは、+3,000円です。