パリッとした色が綺麗ですが、色のムラが大きいです。
空間の大きく空いた唐草と、エッジの立ったアームが特徴的 pic.twitter.com/e2ERdcurtz— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) October 2, 2018
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ちょいと変わった翡翠と手巻唐草の枠。
結構大きめの色むらはありますが、パリッとはっきりした緑。
透明感はありませんが、光は通しています。
ダイヤモンドの取巻きは、石と石が離れているパーツの数がすごく多いタイプです。
リング(輪)の上に唐草があるのではなく、馬蹄型のアームにアーチをかけてその上の空間に唐草を描いているのはわかりますかね?
唐草は、大きな空間を唐草で埋めているというよりは、線が細いというわけではないですが、しっかり空間を開けているので軽やかさがあります。
それと、唐草の線がクロスしていたり、面の中で巻いているというよりは立体的に巻いています。
巻きのラインが少しぶれている感じはありますが、唐草の先端がシャープにカットされていたりもするので、
作り手のより良く見せたいという意識が伝わってきます。
すごくしっかりとしたアームにエッジの立った面取り。中央の部分は艶消し。
昔のリングはアームにまで魅せる意識がいっていたんですよね。
現代のリングの多くはいかにコストを抑えるか?という方に意識が行っていて、
何でもツルツルで無表情。
工程が減りますからね…
しかも、そこの作りにあれこれ言う人もいないもんだから、それが当然のものとなっている。
鏡面光沢だったり、艶消しだったり、陰影を付けて輝きを変えたり・・・
そういう美意識はどこに行ってしまったんだろうか…
昭和ジュエリーには現代では見ることが少なくなってしまった日本人の美的感覚を見つけることができますね。
今回紹介したこのリングがスペシャルだということではなく、作り手の意識が伝わってくるものが多いという事です。
仕上げの後納品いたします。
翡翠のサイズ:約14.4mm x 約9.6mm
翡翠のコンディション:表面にうっすらとキズは確認できますが、経年を考えると良好な方です。
脇石:ダイヤモンド 綺麗です
リングサイズ:約10.8号
石座高さ:約9.5mm
刻印:Pt900(陽刻) 0.6
付属品:ジェムリサーチジャパンソーティングメモ付き
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