ご来店のお客様に見せていただいた指輪が印象的だった。
大蔵省の放出ダイヤモンドでオーダーされた唐草リング。戦中に接収され、戦後に放出、枠は地金を割と使用して日本経済の勢いを感じさせるものだった。
カットが古かったから、100年近く日本の歴史を見てきたダイヤモンドかもしれない。— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) 2019年3月25日
普通は、無個性で換金効率の良い形にリカットされるし、
枠は時代にそぐわないとして溶かされてしまう。それが、今でも愛でられているんだから、
ダイヤモンドとしても、指輪としてもかなり幸せな方だと思う。
今後は、こういう個性のあるダイヤモンドや、ジュエリーに光が当たるのを願っています。— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) 2019年3月25日