宝石は本来偶然的に産出された綺麗な石であるわけですから、
なかなか完全体というようなものはございません。
ダイヤモンドの鉱山ほどの数、規模があれば、大きささえ気にしなければ見つかることは見つかりますが、
産出量が多いものではなく、世間的に価値が認められている色石だと、
なかなか完品と言えるものを見つけるのは難しいです。
丁度、ミャンマーに自らルビーの鉱山を持ち、ナチュラルのルビーを扱っているモリスさんのブログの記事がありましたので紹介します。
アメブロを更新しました。 『美しいルビーの希少価値』 #ルビー #高い品質https://t.co/K6IanIWzm0
— ルビーの森 (@morisruby) 2016年12月22日
品質にこだわり、潔くスパッとカットしてしまうか、
希少性と大きさに重きを置くか…
個人的にはインクルージョンの無い宝石はあまりないというか、
インクルージョンこそナチュラルかどうかを判別できる個性の一つでもあるので、
見た目を大きく損なわない、強度に致命的な影響を与えなければ、
そこまで気にしなくてもいいのでは?という思いもありますが、
その辺は人それぞれ価値観があるでしょうから、自分の考えを押し付けるつもりはありません。
ギメルさんとかになると、また価値観が違い、形も整っているものをセットするのだと思いますが、
どちらが良くてどちらが悪いとかそういうものではなく、
ジュエリーに何を求めるかによって人それぞれ答えが変わるものだと思います。
ただ、上のルビーも、もっと完品のルビーを探す。
という事で、何年も出てくるかどうかわからないものを待てるかどうか?
という事はあると思います。
もっと高い価格でも構わないから出てくるかどうかわからないけれども待ち続けてゲットする。
それもありでしょうし、
この大きさで、この色、この形ならOKと判断する。
というのもありだと思います。
(そもそも、このルースが売りに出されているかどうかも存じませんが…)
待てばある程度出てくるものと、待っても出てこないもの。
いろいろありますね。
自分はジュエリーに、宝石に、何を求めているか?
そういうことを突き詰めていくことで、ある程度の迷いはなくなっていくものだと思います。
っていうか、このルビー凄いっすね。見てみたい・・・