うーん・・・ 見つけてしまったからには何としても入手したかった帯留をなんとかゲット
この帯留は手造りです。 手作りという事は…
この六角形のハチの巣状の透かしを手技で透かしているという事になります。
ドリルで穴をあけるだけなら簡単ですが、 糸鋸を通して、六角形にくり抜いていく・・・ しかも、失敗が許されません…
裏側も見ごたえあります
側面は手巻唐草。
帯留のサイズ感お分かりになりますでしょうか?
透かしのみならず、ミル打ちや、ちょっと変わった艶消しなど、技の見どころの数々 深みのある青。サファイアも綺麗で、コンディションも良いです。
これを作り上げるのにいかほどの手間がかかったのだろうか・・・
K14WG 刻印。
ぐいっと、しっかり打刻されている刻印。現代ジュエリーでこういうしっかりした刻印はほとんど見なくなりました。 1.60 D15 刻印 サファイア合計1.65ct ダイヤモンド合計0.15ct を意味していると思います。
裏側 全体像
うふふふ。
びっしりハニカム構造状に透かしの入った帯留
何と呼べばよいのかわからないので、タイトルに、ハニカム透かし、ハチの巣透かし と付けてみましたが…
昭和のジュエリー職人さんの技が光る圧巻の作り
ハニカム構造は装飾性もありますが、強度的にも強くハイジュエリーのパヴェダイヤモンドの裏側などもこのような構造になっていますね。
素材がプラチナではなく、K18WGでもなく、K14WGなのは、材料代のコストを抑えるというより、強度や加工の面での材料選択だったのでしょうか? 今度、職人さんに聞いてみたいと思います。
銘もメーカーの刻印も入っていませんが、昭和ジュエリーを掘り下げてきた中での一つの到達点と言える作品です。
こういう作品をあと何回扱えるだろうかと思います。
ご購入はこちら→http://classics.shop-pro.jp/?pid=119639429