自分もコレクターなので、基本的に手放したくない。でも、一人で全てをコレクションできないので紹介しつつ、新たに品さがしをしています。
自分から、お客様に押し付けたいようなものが欲しいですか？という思いもあります。
ジュエリーは、この世の中でそのジュエリーを一番評価してくれる人の元へ行きます。ですから、あわてて押し売りしなくても、評価をしてくださる方はいずれ出てきます。納めるべき人の元へ納めた。そういう感覚は日常的に感じていますので、この目に見えないけれども確実にある流れを寸断してまで興味を持っていない人へおススメしたいとは思わないというか…
それと、自分自身が質屋である。という事もありますね。その時々の勢いで買い物しまくってあとで後悔する方は少なからずいらっしゃっいます。オススメしていけば、沢山購入してもらえるかもしれませんが、一時の熱で冷めてしまうようなコレクターさんではなく、長く長くジュエリーを愛でてくださる方にお届けしたいと思っておりますので、なおさらお勧めは積極的にはしないですね… ですから、何がおすすめですか？と、聞かれたら、「今は、購入しない」という選択肢もありますよ。という言葉がつい出てしまいます。迷っているうちは買わない。それが正解かと思います。ちなみに、上級のコレクターさんはまず迷いません。説明が足りていない場合でも、ピンポイントで迷わず選ばれていきます。何をお探しか？というものが見えている状態ですね。迷っている場合は、品物ばかり見ずに、ご自身は本当は何を求めているのか？という内面を深めていくという作業をすることが近道である気もします。
もう一つ。思い出しました。ネットでジュエリーを販売しだしたきっかけが、自分でネットオークションなどでジュエリーを仕入れようとしたときに、煽り表現、画像処理、嘘の表記、黒に近いグレーな表記等などに引っかかり涙することが多かったから。という事だったからです。ジュエリーのネット販売は圧倒的に購入者が不利です。モノも見ずにお金を振り込まないといけないわけです。
つづく・・・
中古のジュエリーは、プレゼント用で購入されることはほぼ無くて、
基本的には、自分用に購入されます。
ですので、「自分で決める」
というところは結構肝というか、大事な部分ではないかと思っています。— 渕上清志（ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店） (@fuchigami) August 31, 2018
宝石は、納めるべき人の元へ行くものだと思っている。
というか、納品時にそう感じることは多い。
求めていない人に無理にオススメしたりなんかすると、
目には見えない流れみたいなものが狂っちゃうんじゃないか？
という思いは結構ある。— 渕上清志（ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店） (@fuchigami) September 1, 2018