大事なこと、伝えたいことは細部に、、、 pic.twitter.com/GWhAVISgS2
— 渕上清志(ヴィンテージジュエリー/肥前屋質店) (@fuchigami) March 21, 2018
何の変哲もないっていうほどでもないですが、何が特徴的かぱっと見ではわかりにくいリング。
実はこれ(というほどでもないのですが)手作りです。
手作りそのものは現代ものは別にして、昔のものではそこまで珍しいという事でもないのですが、
メレダイヤモンドを留めてる端のリボンの先端っぽいところとか、
K18の部分は丸い穴ですが、プラチナの部分は裏取りと言って、光がよく入るように糸鋸で窓を大きくしているんですよね。
で、刻印も手作り時代のしっかりした刻印で、
現代の鋳造品は基本的に刻印浅く打たざるを得ない理由があるのですが、この時代の手造りは、しっかりと印を刻んでいます。グイっと。
このグイっと具合が良いんですよねぇ~
とか、ホントどうでもいいじゃんってところが何だか好ましいのです。
手作りだからすごいんですよ、高いんですよ、プレミアムですよ。
とか、そういう事が言いたいのではなく、
実際、サファイアをもうちょっとデザインに合わせるとかすればこのがたつき具合ももうちょいビシーッとなるのに… とか、思う部分はありますからね。
でも、やっぱりこのリングに惹かれる部分というのはありまして、大事にしたい感覚をこのリングを通して見ることができるというか、何というか、
要領よく作ってるね。ではなく、当たり前のことを当たり前に作っているねという感じ。時代が進むと、いろんな技術も進化しますが、要領の良さも進化していきますからね…
うん。なんだか感じが良いね。
と、つまりそういう事になるのです。
仕上げの後納品いたします。
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