ご覧ください。この爪の数!
と、言いたいところなのですが、メインの真珠は裏側からピンを刺して留められており、
一見爪に見える、この真珠の周りをぐるりと取り囲んでいるものは、真珠に触れていないものも多く、いわゆる装飾です。
ただ、これは、鋳造で量産したものではなく、手作りです。
つまり、真珠をぐるりと取り囲んでいる板に糸鋸を入れていって透かしています。
要するに、いわゆる千本透かしは、石座の裏側を飾る模様がほとんどなのですが、
このリングは、発想の転換というか逆転の発想というか、表側に千本透かしを見せているという事になります。
ほぉ~~ これは珍しい・・・
はてさて、では、裏側にはどんな透かしが施されているのかな…
・・・
・・・
おい! 透かしがないじゃん!!
千本透かしは、装飾しつつ地金の重量を減らすという目的も基本的にはあるのだと思いますが、
刻印は陽刻P.mではありますが、こちらのリングは、プラチナ千本透かし と比べると腕も割と地金を使っていますし、
時代的には、唐草前夜というか、千本透かしも飽きちゃったし・・・
というような時代なのかなぁ… と、モノを通しては思います。
表千本透かし と、名付けてみました。
で、何故この刻印かというと、作った工房がPt850 とか、Pt900 とかいう刻印をまだ買っていなかった・・・ とか・・・??
あぁ、それと、グレー系の真珠の輝きも良いですね。
鑑別とっていませんが、現代のパールのような調色などとは違うんじゃないかなぁとは思っていますが、
ちゃんと調べて出るのかどうかその辺もはっきり理解できておりませんが、
まぁ、なんだか可愛い真珠ですよね。という真珠です。もちろん小キズはあります。
取巻きのベビーパールたちもコンディションバラバラですがカワイイですね。
仕上げの後納品いたします。
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