行ってきました。
ヴァンクリーフ展
東山駅を下車し、てくてくと閑静な町に流れる、柵の無い小川に沿った小道を歩いていると、突然現れるモダンな建造物
京都国立近代美術館! VCA展!!
今回のテーマは「技」
ハリーウィンストンやグラフなどのように、ドでかいダイヤモンドを扱うというよりは、
ミステリーセッティングを開発するなどの、デザインや、技で魅了してきたというイメージのあるヴァン クリーフ&アーペル
何を見せてくれるのか?、何が見れるのか? 胸高鳴ります。
館の空気感がいいですね~~
・・・ところで、この特徴的な文字は、
藤田重信さんのフォントだろうか??
違ったらごめんなさい。
さて、今回の展示
テーマは「技」
1906年に産声を上げたヴァンクリーフ&アーペルのマスターピースの数々と、
日本の明治の技巧を凝らした工芸作品等との共通点を見つめていくという試み
展示方法にも趣向が凝らされていまして、
ほとんどの作品は表も裏も眺めることができるという事。
通路が表側も裏側も同じくらいの幅でしたので、
「私たちの作品の作りを是非見てください。」
という事なのだろうと思います。
裏側の仕上げ具合が凄かったです。
本当にこれが100年近く経っているのか?という逸品の数々・・・
これから来場される方は是非裏側も見てみてみて下さいね。
そして、もう一つのお勧めは、
VCAの職人さん達へのインタビューの映像
分業制の各スペシャリスト達が仕事を説明しているのですが、
普段見ることができない世界を垣間見ることができ大変良かったです。
私にとっては、これがメインでジュエリーがおまけ と言ってもいい位でした。
逸品を作る技を持つ職人さん、作家さん達へのリスペクトが強く感じられる展示でした。
「工芸作品を見る視点でジュエリーを見る」
私自身がその視線で一本筋を通して来たとは言えませんが、
やっぱり、自分は間違っていなかったんだと、背中を押される部分もありました。
手作りのジュエリーは、いろいろな事を伝えてくれるなぁと・・・
大変勇気づけられる展示でした。
皆様も是非・・・