ちょっと前の放送ですが、NHKクローズアップ現代で取り上げられていました。
我が町のレガシー?お荷物?~モダニズム建築 騒動記~ | NHK クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3888/1.html
明治、大正、昭和初期だと、歴史的という言葉が付きますが、
戦後のものだと、どう価値を見出していいかわからない。
価値を見出す人、見出さない人混在 といった感じで、
だからこそ、面白いというか、いろんなことを考える余地が多いわけで、
それは、昭和のジュエリーも同じだなと思いました。
天高くそびえる唐草リングと、モダニズム建築
時代としては、千本透かしの時代とモダニズム建築はあっている気がしますが、宿しているメンタリティは、唐草と似ていると思っています。
千本透かしは、割と型にはまっているというか、整っているというか、お利口さんな感じですが、
唐草は、グイグイ来ている。自己主張、自己表現過多ともいえるものが多いですね。
という事は、建築家が作ったモダニズム建築等が、時代の空気を作り上げ、ジュエリーデザインに波及したという見方もできるのかな?と・・・
建造物は、全部を残すことは不可能なので、厳選しつつ、その過程の中で、
これのどこが良いのか?、何が良いのか?どういう理由でマスターピースなのか?だという価値基準を育てて共有していくいくことが大事だろうと思いました。
モダニズム建築。全部を残すことは無理だろうけど、残すべきものは、月日が経つとともに観光資源としての価値は増していくと思われると思いますし、建造物というのはモノとしてだけでなく、時代の空気も残してくれるので、ちょっと維持費がかかっても残ってもらいたいものです。