昭和の鋸刃で透かした手作り千本透かしプラチナリング
鋸の刃の入る角度がうーん、これは職人さんの癖なのか?
と、思えるような微妙な角度で入っていて面白いです。
リズムに乗ってじゃんじゃん作っていたころなのかなー とか思います。
手抜きとかそういう事はなく、
千本透かしの上に、アーチ状の透かしがぐるりと取り囲んでいますし、
面取りアームに、肩のあたりの装飾、前後方向から見た場合のアームの平面感、鏡面と艶消し等地金の見せ方にも工夫があります。
現代ジュエリーのリングのアームは大抵つるんとしていて、まぁそれは鋳造後に磨いてハイ出来上がり。みたいな手間を省く意識があるのでは?
とか、思ったりもします。
こういう美意識は、製作時のコスト削減意識と共に消えちゃったのか?と思ったりします。
こういうリングを見ていると、ハンドメイドジュエリーの奥行きに気付いて下さる方を増やしたいなぁと思いますね。
・・・とか言いながら、アメジストは色はまぁいいのですが、
この枠にこの石を使うかね?
という感じで、インクルージョンが大量にあります。
アメジストはそもそもそんなに高価な石ではないはずなのに、
当時としては輸入品とかで高価だったんだろうか???
まぁ、合成石全盛の時代にあっての天然石を使う。という姿勢は好ましいものがありますけどね。
地金たっぷり感(ってそこまでごつくはないですが)と、爪の存在感等などを考えると、
千本透かしから、唐草へ移行する頃のものなのかな?等思ったりします。
陽刻のP.m に、 850の陰刻
仕上げの後納品いたします。
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こんにちは。右利きの職人さんの姿が伺われて面白いですね!
コメントありがとうございます。
お返事遅くなり申し訳ございませんでした。
確かに手作りの痕跡から利き腕わかる気がしますね!!
鋸刃で透かした千本透かしは、鋸刃を上から下と、下から上に透かしたものがありますが、
こちらは上から下に透かしていますので、
おっしゃるように右利きっぽいですね!