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大きめでしっかりした色と斑、遊色も割とあるメキシコ産ファイヤーオパール
カボションカットの形が歪んでいますが、
工業製品的に規格化されたサイズではなく、原石からの歩留まりを重視したカットが、
1周まわってかわいいというか、素材を大事にしている感じが良いですね。
そう考えてみると、平成という時代は規格化とか整ったとか宝石に対してそういうものも求められていた時代だったのかもですね。
石座は上に上に伸びた座高11ミリオーバーの腰高タイプ
上に伸びた石座のスペースを埋めるのは、上手な手巻き唐草。
板は薄く、先端をさらに薄くして唐草をよりシャープに見せようとする配慮がわかります。
薄すぎてクネッと先が折れている箇所もありますが、概ねちゃんと残っていますので大目に見てやってください。
このリング。よく見ると、足し算的にパーツが加えられ、
リングの上に、端をかけるように石座が作られ、爪もU字型のパーツを前後に付けています。
肩の部分はパイプ爪(職人さんはトッポ爪と呼んでいたような…)そして、その下に、プラチナ線を寄り合わせた線をロウ付けしています。
板を割ってとかそういう感じではなく、足して足して足して足してという感じで作っていますね。
アームも当然のサービス化のように面取りがなされています。地金もしっかり使えつつ、いろいろ手を加える余裕のあった時代なんでしょう。
P.m(陽刻)刻印ですから、唐草の割と初めの方で、いわゆるからくさスタイルと似ているようで各箇所に創意工夫というか様式化されていないものが加えられています。
こなれていない感じと、やりすぎリングという超個性感まではいかないけれどもよく見るとサービス精神旺盛だよね。というリングです。
ラーメンに、チャーシューと、卵と、海苔、コーン、もやし、バターを乗っけました見たいな感じでしょうか?
・・・例えがちょっと違いますね💦
あぁ、ここまで書いて刻印の事忘れておりました。
金剛 という刻印があります。金剛石というとダイヤモンドを意味しますが、この金剛は、メーカー?工房?販売店?何を意味するか分かっておりません。
仕上げの後納品いたします。
ファイヤーオパールのサイズ:約14.0mm x 約9.6mm
ファイヤーオパールのコンディション:表面に微細なキズはありますが、綺麗ですと言って差し支えないと思います。
脇石:ダイヤモンド 綺麗です
リングサイズ:約11.5号
指の甲側の高さ(石座+石):約11.4mm
指の腹側のアームの幅 x 厚み:約2.5mm x 約0.8mm
指の側面のアームの幅x厚み:約2.4-2.5mm x 約0.8mm
刻印:P.m 金剛
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